「TBMのミッションは『進みたい未来へ、橋を架ける』。具体的な目標は、脱炭素社会、そしてサーキュラーエコノミーの実現です。 これらの実現に向けた挑戦の中で、TBMとして2つの“約束事”も設定しています。1つ目は、「Go Carbon Negative」。2030年までに自分達のバリューチェーンにおけるGHG(温室効果ガス)をゼロにすること。2つ目は、「Go Circular」。同じく2030年までに、世界50カ国で100万トン、我々の素材であるLIMEXや今流通しているプラスチックの資源循環を実現します」(TBM取締役COOの坂本孝治氏)

規制緩和を実現する推進力も評価されたLuupが準グランプリ

Luupは電動キックボードのシェアリングサービス「LUUP」を展開するスタートアップ。東京、大阪、横浜に加え、最近では京都でもサービスを開始するなど、利用できるエリアの拡大を進めている。

Luup代表取締役社長兼CEOの岡井大輝氏はロビイストとしての顔を持ち、マイクロモビリティ推進協議会の会長として、電動キックボードのルール整備に奔走してきた。ロビイングの結果として、2022年4月19日には道路交通法の改正案が可決。電動キックボードは免許やヘルメットが不要となる「特定小型原動機付自転車(特定小型原付)」と位置づけられた。サービス自体の革新性と成長性に加えて、こうした法改正による規制緩和を実現する事業の推進力も評価され、準グランプリに輝いた。

「道路交通法の改正が正式に決まり、ここからがスタートです。安全性と利便性、両方の向上を図っていきたいと考えております。これでようやくシードラウンドが終わったような時間軸でして、これから皆さまにおけるPMF(プロダクトマーケットフィット)をきちんと達成していくフェーズとなりました。人類を前進させるような公共交通のインフラを目指して、頑張っていきたいと思います」(Luup代表取締役社長兼CEOの岡井大輝氏)

Luup代表取締役社長兼CEOの岡井大輝氏
Luup代表取締役社長兼CEOの岡井大輝氏

編集部特別賞はキャリアSNSの「YOUTRUST」が受賞

YOUTRUSTは信頼でつながるキャリアSNS「YOUTRUST」を展開しているスタートアップ。友人や同僚と仕事の話を楽しみながら、新しいつながりやキャリアに役立つ情報、自分にあった仕事と出会える場所として、利用者を増やしている。

また、友人・知人の副業・転職意欲が確認でき、それをもとにスカウトのメッセージが送れたり、仕事のオファーができたりすることから、企業の人事担当者が“採用プラットフォーム”として活用する事例も増えつつある。