DAO(分散型自律組織)のように、「LINEスタンプを作る」「メタバースで何かをする」といったユーザー(学生)の提案を、ほかのユーザーたちとともに実現し、その貢献に合わせてコインを分配するなどの仕組みも取り込む。サービス開始は2021年1月だが、現在ARR(年間経常収益)は1億円を超えている。現在はオンライン学習が中心だが、今後リアルとオンラインを組み合わせた教育を提供する予定。

Hogetic Lab

データ収集&統合に特化したサービス「Hogetic Lab」を開発する。

データ分析では通常、データの1.収集、2.解析、3.提案を行うが、課題となるのはデータの収集。さまざまなデータは異なるSaaSやCSVをダウンロードして前処理を行う必要がある。その前処理、つまりさまざまなデータのクローラを分析環境に蓄積することで、クレンジング済みのデータを利用することができる。ある事例では、商品企画のための意志決定が必要な際に、データ収集に時間がかかるため、肌感での予測に頼っていた企業が、同サービスを活用することで年間3億円の売り上げ改善が実現したケースもあるという。

Kiva

API連携で利用できるECサイト向けの延長保証サービス「proteger」を提供する。各種ECサイトに数行のコードを入力することで、ECサイトでは延長保証を導入できる。ユーザーは購入した商品が壊れれば、チャットボットを通じて保証を申請できる。2021年5月にサービスを公開。提供保証数は2万件以上で、導入サイトでのユーザーの導入割合は32%。また、導入後は平均でCVRが140%になるなどの実績がある。5月には損保ジャパンと三井住友海上とも提携した。

EC事業者からのサービス利用料と、エンドユーザーからの保証料でマネタイズしている。海外では先行するサービスとして、ソフトバンク・ビジョンファンドも出資するスタートアップ・Extendなどがある。

MEME

デビットカードとアプリを組み合わせた親子のお金管理サービス「manimo」を開発・運営する。

今の子ども世代は生まれた時からスマホやカードがあるのが当たり前だ。だからこそ、アプリを通じてお金のやりとりをして、親子でお金の使い方、稼ぎ方などを学ぶことができる。たとえば家事のお手伝いを登録して、その結果として親から子どもにお小遣いを送金する。また子どもが欲しいモノを買う目的でお小遣いを貯めるために、目標を設定してお金を管理する。さらには独自にデビットカードを発行して子どもがカードを利用するといったことができる。