2022年4月にクローズドベータ版のサービスをリリース。すでにGMOあおぞらネット銀行と業務提携しているほか、20社以上と提携の計画があるという。

Solafune

衛星データ利活用プラットフォームの「Solafune」を提供。人工衛星が取得するデータを解析するアルゴリズムを開発し、産業・分野別にさまざまな解析を実現する。例えば駐車スペースの衛星データから空き具合を調べたり、ウクライナ侵攻で被害を受けた地域を明確化するなど、さまざまなデータをさまざまな解析に利用できる。

Kaggleのように世界中のエンジニアに向けて開発する案件をオープンし、コンテスト形式でAIアルゴリズムを開発する。最優秀のアルゴリズムをSolafuneが利用できるようにして、アルゴリズムのトランザクションベースでユーザーに課金をしてマネタイズする(アルゴリズムの自社開発も行う)。

SOUNDRAW

AIを活用した作曲サービス「SOUNDRAW」を開発する。特にターゲットにするのは、動画クリエーターだ。動画クリエーターは通常BGMライブラリを活用して長さや雰囲気に合わせた音楽を探すが、このサービスを利用すれば、ムード、ジャンル、曲の長さ、テンポを設定するだけで著作権フリーの音源を作成できる。

ビジネスモデルはサブスクリプション年間プランで月額1650円、月間プランでは月額1990円。有料ユーザーは現在1200人強。34%が海外ユーザーなのも特徴だという。

B Dash Venturesは4号ファンドをファイナルクローズ

なおB Dash Venturesでは、今回のイベント開催と合わせるかたちで6月3日、4号ファンドのファイナルクローズを発表している。

ファンドサイズは約100億円。これまで1年でDX、SaaS、Web3領域を中心に、15社への投資を実行している。今後もネットサービス全般、特にシード・アーリー期のスタートアップへの投資を行うとしている。またB Dash Venturesは2018年に暗号資産領域への投資に特化したファンドを組成しているが、その知見を生かしてWeb3への投資をより強化するとしている。