Web3というインターネットの転換点の背景には、暗号資産ともうひとつ、ブロックチェーンによって可能となった新しい組織「DAO(ダオ)」の存在がある。
本稿の前編にあたる『Web3ブームの背景にある「DAO」とは──ブロックチェーンが可能にした新しい組織のあり方』では、Web3に特化した起業家・プロジェクト育成を行うインキュベーター、Fracton Venturesの亀井聡彦氏、鈴木雄大氏、赤澤直樹氏らが、DAOエコシステム理解のための第一歩として、DAOの8つのカテゴリーとその歴史について解説した。
では実際にDAOに参加するにはどうすればよいのか。またDAOへの参加によって、いったい何が起こり、何ができるのか。亀井聡彦氏、鈴木雄大氏、赤澤直樹氏の3氏が前編に続き、紹介する。
※本稿は、亀井聡彦・鈴木雄大・赤澤直樹共著『Web3とDAO 誰もが主役になれる「新しい経済」』(かんき出版)を一部抜粋・再編集したものです。
DAOの入り方
読者の中には、具体的にDAOに入る際には何をすればよいのだろうか、またそのDAO参加とは何を指すのだろうか、といった疑問が浮かんでいる人もいるかもしれない。