国内でプログラムを統括するHead of Google for Startups Japanのティム・ロメロ氏は、「イノベーションを生み出すのは人。(人の)コミュニティがイノベーションを生み出す。プログラムを通じて海外進出に成功した起業家が、再び日本に戻り、その学びを新しい起業家に共有してくれることを心から願う。助け合いのコミュニティがイノベーションを促進する」と語った。

Googleでは、これ以外にも「Google for Startups」としてさまざまなスタートアップ支援制度を展開している。2021年には「Women Founders Academy: APAC」と題して、アジア太平洋地域の女性起業家に特化した12週間のプログラムなども開催した。

日本法人代表の奥山真司氏によると、2021年までにGoogleのスタートアップ支援プログラムに参加した国内スタートアップは55社にのぼる。また支援先企業がプログラムを契機に調達した資金は2021年で16億円以上となり、結果的に272件の雇用を創出したとしている。