海外ではRBF関連のサービスを手がけるプレーヤーが増えてきており、Yoiiの調査では少なくとも18か国で47社存在する。8割近くが2019年以降の設立と比較的新しい企業が多いが、すでに10社を超える事業者が100億円以上の資金を集めている。地域に関しても米国と英国を始めインドやドイツ、フランスなどにも広がってきている状況だ。

宇野氏によるとBNPL(後払い決済)の市場にも似ているところがあり、ECが伸びているインドや東南アジアではECに特化したRBFサービスが出てきていたりもするそう。日本ではまだ事業者は少ないもののYoiiやFivotなど関連するスタートアップが少しずつ生まれ始めているほか、BASE(BASE BANK)が展開する「YELL BANK」などIT系の事業者が既存サービスと関連してRBFに近しい仕組みを提供する例もある。

Yoiiでは今後プロダクトのUI/UXや与信モデルの強化などを通じて、より多くの企業に新たな資金調達手段を届けていく計画。そのための資金としてOne Capital、インクルージョン・ジャパン、東京大学協創プラットフォーム開発、三菱UFJ信託銀行、農林中金イノベーション投資事業有限責任組合、Plug and Play Japanから約4.8億円を調達した。