受注、原価、チャネル別の手数料、販売開始日、配送データ、出荷売上──。どれもアパレルECを展開する上では重要なデータだが、これまで多くの事業者は各データを管理するために複数のツールを使い分けてきた。
こうした情報が一箇所に集約されれば、業務の効率化に繋がるだけでなく新しい気づきを得ることもできるのではないか。そんな考えから開発されたのがECプラットフォームの「BRANDIT system」だ。
同サービスを展開するのは2019年9月創業のBRANDIT。動画事業などを展開するCandeeからスピンアウトする形で設立されたスタートアップだ。
そのBRANDITは8月24日、さらなる事業拡大に向けてギークス、DIMENSION、三菱UFJキャピタルを引受先とした第三者割合増資により総額1億円の資金調達を実施したことを明らかにした。
EC運用に必要な各データを一箇所に統合
現在BRANDITではD2Cブランド事業とD2Cソリューション事業の大きく2つの方向性でビジネスを展開している。