新たに発表されたM1搭載のMacは、すべての機種が最新のMac向けオペレーティングシステムである「macOS BigSur」を搭載して出荷される。
従来のIntel製SoCのMac向けに開発されてきたアプリケーションソフトの動作互換は確保されるほか、iPhone/iPad向けに開発されるアプリやゲームもデベロッパの努力によるところにはなるが、M1システムでネイティブに動かせる環境は揃う。
macOSとiOS、iPadOSの間でシームレスにアプリケーションやサービスを活用できるエコシステムをつくることは、AppleがM1チップの開発に注力する理由のひとつでもある。
Appleが開催したオンラインイベントの中で、CEOのティム・クック氏は「2020年は色々な意味で“今までにない1年”だった」と語りながら、困難な時間を過ごす世界中の人々のタフネスに刺激を受けて、胸を張って発表できる数々の新製品を形にした開発チームに労いの言葉を送った。
今年はiPadが発売から10周年、Apple Watchは5周年を迎え、怒濤の製品ラッシュが続いた。来年以降もしばらくはCOVID-19による影響が各所に及ぶものと思われるが、このような状況の中でAppleの製品がどのような形でユーザーに受け入れられ使われるのか、引き続き注目していきたい。