
「1日はNotionに始まりNotionに終わる。私は1日中Notionを見ています」
こう語るのは、飲料メーカー・サントリー食品インターナショナル(以下、サントリー)の赤間康弘氏だ。「Notion」は米国発の情報管理ツール。ドキュメントやタスクといった仕事に必要なさまざまな情報を管理できることから人気を集める。
赤間氏はサントリーのイノベーション開発部でヘルスケアサービスアプリ「SUNTORY+(サントリープラス)」の開発・運用を行う。パートナーとしてUI/UXデザインやソフトウェア開発を手がけるグッドパッチと連携する上で、ほぼ全ての情報をNotionに集約していると同氏は言う。
Notionを開発するNotion LabsのCEO・Ivan Zhao(アイバン・ザオ)氏も昨年、筆者の取材に対して「なんでもできること」こそがNotionの強みだと話した。だが、果たしてNotionは本当にそこまで“オールインワン”なのだろうか。
赤間氏とグッドパッチでプロジェクトマネージャーを務める川口和真氏に企業をまたいだプロジェクトでのNotionの運用事例を聞いた。