ゼロイチキャピタル代表パートナーの種市亮氏
ゼロイチキャピタル代表パートナーの種市亮氏 画像提供 : ゼロイチキャピタル

「最初の伴走者として、創業直後はもちろん創業前の起業家を積極的にサポートしていきます。事業プランの立案からチーム組成、ファイナンスまで一緒に手を動かしながら、汗をかきながら起業家を後押ししていくことで、自ら新しい投資案件を創出するようなチャレンジをしていきたい」

そう話すのは前職であるインキュベイトファンドを経て、新たに独立系ベンチャーキャピタル(VC)「ゼロイチキャピタル」を立ち上げた種市亮氏だ。

同社では2021年5月にゼロイチキャピタル1号投資事業有限責任組合を設立し、インキュベイトファンドLP投資事業有限責任組合から約5億円の出資を得た。今後は最大で10億円規模のサイズを目指していくという。

主な投資対象は創業前からシード期のスタートアップで、1社あたり平均3000〜4000万、15社程度への投資を見込んでいる。特に“ゼロイチ”という社名にもある通り、起業前や起業を検討しているような人材と積極的にディスカッションを重ね、一緒に事業を立ち上げる段階から伴走していく計画だ。

領域については大学や研究機関の研究成果の社会実装を目指す研究開発型のスタートアップとインターネットスタートアップ双方へ投資していく。