左から、ニュースレタープラットフォーム「theLetter」を展開するOutNow代表取締役の濱本至氏、共同創業者で取締役の荻田魁氏
左から、ニュースレタープラットフォーム「theLetter」を展開するOutNow代表取締役の濱本至氏、共同創業者で取締役の荻田魁氏

米国を中心に海外では近年、メディアに所属もしくは寄稿していたジャーナリストがニュースレターを配信することで独立するケースが増えてきている。

ニュースレターとは、メールで配信する月額制(無料の場合もある)のテキストコンテンツのこと。これまで一般的だったメールマガジンは単に1週間の更新情報をまとめたような内容のものが多かったが、ニュースレターでは新たな独自情報を届けるという点で異なる。

コンテンツはウェブ上にも配信でき、「有料読者限定」といった具合に公開範囲を指定することも可能だ。月額課金のシステムが整っているほか、読者のメールアドレスを管理できるため、ライターはプラットフォームに依存することなく自らを“メディア化”することが可能だ。

米国では2017年にローンチしたニュースレターサービス(もしくはプラットフォーム)「Substack」が人気で、年間数百万円以上を稼ぐライターを数多く輩出している。

米テックメディアThe Vergeの看板記者だったCasey Newton氏は2020年9月、FacebookやGoogleといったプラットフォーマーに特化したニュースレターの「Platformer」をローンチ。