自分の体質や気分、シーンに合わせて自由にお酒を楽しむ──昨今人気の“微アルコール飲料“(アルコール0.5%)をはじめとして、さまざまな種類のお酒が登場している。お酒にも多様性の追求が進む中、飲料メーカー大手のサントリーが新たなワインの楽しみ方を提案している。それが「ONE WINE(ワンワイン)」だ。
ONE WINEは本格スティルワイン(非発泡性のワイン)をボトルではなく、飲みきりサイズ(250ml)の缶スタイルで気軽に味わえるワイン。栓抜きは必要はなく、冷えた缶を冷蔵庫から出したら、“ビールを飲む”ような感覚でワインを飲むことができる。
なぜ、サントリーは新しいカタチのワインを開発することにしたのか。以下は、開発元であるサントリーコミュニケーションズの神藏ほのか氏によるコラムだ。
ワイン好きが抱える潜在的な課題にフォーカス
ONE WINEのプロジェクトを立ち上げたとき、私には商品開発の経験は全くなく、それまではデジタルマーケティング本部で、主にSNSマーケティングの仕事を担当していた。
そんな私がなぜ、ONE WINEについて語っているのか。実は、ONE WINEの開発は、SNSを眺めているときに見かけたユーザーの声がヒントとなり、商品化に至っている。