「頭のいい人が1日1分だけやっていることがある」
そう語るのは、SNSの総フォロワー数は300万人を超え、YouTube動画の月間再生数は3億回を超えるなど、日本中で大ブレイクを巻き起こした、ひろゆき氏。「シンプルな考え方を知れてラクになった」「目からウロコが落ちまくった」と話題を巻き起こした彼の著書『1%の努力』『99%はバイアス』では、「どうすれば影響力を持てるのか?」「口のうまい人がトクする世の中で、どう生きるべきか?」などをマジメに語っている。そんな彼に、この記事では、「頭のいい習慣」について聞いてみた。(構成/種岡 健)
頭のいい人になれる方法
いますぐ頭がいい人になれる方法を知っているでしょうか?
「そんなものはない」と反発したくなるかもしれませんが、1つだけあります。
しかも、1日1分だけで済みます。
そんな習慣について、述べましょう。
「調べたい欲」と戦おう
まずは、経済記事を読みましょう。
ネットのトップニュースから、難しそうな記事を選びます。
そして、読み始めて、「わからない単語」を見つけます。
たとえば、「スタグフレーション」という言葉を見つけたとしましょう。
すると、あなたは、おそらく「意味を調べたい!」と思うはずです。
しかし、ここで我慢です。
すぐに調べないように注意してください。
推測する力をつけよう
頭のよさというのは、「推測する力」や「類推する力」なんですよね。
知らない言葉を見たときに、「どんな意味か?」を考えることによって、その力が養われます。
しかもそれは、1日1分で十分です。
1分だけ我慢して、どんな意味かを考えてみてください。
そして、1分後に調べて答え合わせをしてください。
頭の悪い人がやってしまうこと
逆に、頭の悪い人というのは、すぐに意味を調べます。
そして、それを丸暗記してしまうんですね。
「スタグフレーションというのは、景気の後退と物価の上昇が同時進行する経済状況を指す概念だ」
ということをただ覚えようとする。
そんなものに、なんの意味もないんですよ。
次の日には、一文字も覚えていないでしょう。
しかし、自分で予測しながら考えて、「こういう意味じゃないか?」と捻り出したものは、記憶に残ります。
そこで考えたモヤモヤする概念に、バッチリと意味を後から答え合わせするから、知識が地肉となるわけです。
その1分を、毎日積み重ねてみてください。きっと頭のいい人になっていますから。
(本稿は、『1%の努力』の著者・ひろゆき氏へのインタビューをもとに構成したものです。)
本名:西村博之
1976年、神奈川県生まれ。東京都に移り、中央大学へと進学。在学中に、アメリカ・アーカンソー州に留学。1999年、インターネットの匿名掲示板「2ちゃんねる」を開設し、管理人になる。2005年、株式会社ニワンゴの取締役管理人に就任し、「ニコニコ動画」を開始。2009年に「2ちゃんねる」の譲渡を発表。2015年、英語圏最大の匿名掲示板「4chan」の管理人に。2019年、「ペンギン村」をリリース。自身のYouTubeチャンネルの登録者数は160万人を突破。生配信の「切り抜き動画」が話題になり、ひと月の総再生回数は3億回を超えた。主な著書に、シリーズ50万部を突破した『1%の努力』『99%はバイアス』(ダイヤモンド社)がある。