銘柄・地域・時間で
分散投資

(2)銘柄の分散
 銘柄とは、株式、債券、投資信託の個別の名称のこと(株式の場合なら企業名)。特定の銘柄だけでなく、複数の銘柄に投資します。株式投資であればA社だけでなく、B社、C社など、複数の企業の株を保有します(A社、B社、C社は別の銘柄だが、「株式」という点では同じ資産)。

(3)地域の分散
 複数の国や地域、通貨を組み合わせて投資をします。ひとつの国や地域に集中して投資をした場合、その国の経済状況が悪化すれば、リスクが大きくなります。

「米国株に30年前に投資をしていればこの30年間で10倍、ドイツ株に投資をしていても10倍になっています。(略)
 長期で世界に分散投資をするというのが、一番シンプルで一番儲かる方法なのです」
(中桐啓貴『日本一カンタンな「投資」と「お金」の本』/クロスメディア・パブリッシング)

図表:地域の分散の一例図:『「お金のベストセラー100冊」のポイント1冊にまとめてみた』(日経BP)より
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(4)時間(時期)の分散
 投資では、投資する金融商品の価格に変動があるため、一度にまとめて投資するのではなく、購入するタイミングを分けて投資をします。高値でまとめて買ってしまうことを避けられるので、長い目で見ると、1回あたりの投資金額が平均化されて、割安に買えることが多くなるのです。

マネー本100冊読んでわかった「お金の増やし方」1位はそりゃそうだ!と納得の内容だった図:『「お金のベストセラー100冊」のポイント1冊にまとめてみた』(日経BP)より
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