また、酢酸は血液中から筋肉へ侵入し、グリコーゲンの合成を促します。筋肉のグリコーゲンは体を動かす大切なエネルギー源。多くのブドウ糖がグリコーゲンに変われば血液中の糖が減り、さらに血糖値の上昇が抑制されることになります。

 お酢なら米酢でも黒酢でもOKですが、なるべく低糖質のお酢を選びましょう。ただし、お酢に含まれる酸が歯のエナメル質をとかす場合があるので、念のためストローを使って飲むのがおすすめ。お酢が体に合わない人もいるので、その場合は無理をせず飲むのを控えてください。

シメのラーメンが食べたくなったら

 お酒を飲んだ後、お腹もいっぱいなのに、ラーメンを無性に食べたくなる経験があるのではないでしょうか。これには、きちんとした理由があります。

 お酒を飲んだときの肝臓は、アルコールの分解を優先して糖質の代謝が後まわしになります。そのため、体のエネルギー源となるブドウ糖への分解が遅くなり、低血糖気味に。すると、体がエネルギー不足と感じて糖質を欲します。