誰しも、今まで生きてきた中で知らず知らずのうちに習慣化になっている食習慣があります。そこで今回は、悪い食習慣のパターンを挙げながらレベル1~3に分けて行動目標の例をお伝えしていきます。(管理栄養士 岡田明子)
晩酌ビール、ストレス間食、脂っこいもの好き…
ダイエット5つの悩みの解決法
前回の記事「ダイエット習慣は『3ヵ月・たった1つの食事ルール』で身につける」では、自分の趣向やライフスタイルに合わせたダイエットを習慣化するための4つのステップをご紹介しました。たくさんの反響をいただき、個別のご質問も寄せていただきました。今回は、ご質問いただいたことや日頃のカウンセリングの中で特に悩む方が多い5つのケースの解決方法をお伝えします。
解決までの行動目標は、レベル1~3までご紹介しますが、最初の1ヵ月はレベル1に取り組んでみて、自分にとって続けられる難易度かどうかを見極めてみてください。そして1~2ヵ月目にはレベル1が達成できなければ「代わりにやること」をルールに追加します。そのままダイエットの習慣化を続けてみて、2~3ヵ月目を迎えた時には、行動目標のレベルアップをしてみましょう。
お悩み1
34歳女性「毎晩のビールが止められない(500mlを2~3缶)」
お酒の中でもビールは糖質を多く含みます。またお酒を飲み過ぎることで食欲が湧いてしまうので、結果的に総カロリーが高くなることが痩せられない要因となります。ビールを焼酎に切り替えることで糖質は抑えられますが、ビール好きな方にとっては、なかなか切り替えることが難しいかと思います。
そこで、ポイントは飲む量を自然に抑えることと、おつまみの種類に気を付けること、夕食と晩酌を分けないことです。また、早食い、早飲みもNGです。よく噛んで食べ、お酒とともにゆっくりと食事を楽しむことがお酒の量を減らすことにつながります。
レベル1: 水や炭酸水をチェイサーにしてビールと交互に飲みビールの量を抑える
レベル2: ビールのおつまみに糖質の多いものは摂らない(天ぷら、餃子、肉じゃがなどは避ける)
レベル3: よく噛んで食べ、お酒と一緒にゆっくり食事を楽しむ(ビールの量を500ml1缶までにすることが最終目標量)