巨大なツリーや光るモニュメント。街はきれいなイルミネーションで彩られ、夜に出歩く楽しみも増える12月。クリスマスが近づくと、「大切な人とクリスマスを一緒に過ごすのが楽しみ!」とワクワクしている人もいる一方で、なかなかうまくいかない恋愛に「自分ばかりが相手を好きな感じがして、自分が重くてしんどい……」「返事がこないのはなぜ……!?」などとやきもきしている人も多いはず。そんな恋愛関係に悩みがちな人におすすめなのが『大丈夫じゃないのに大丈夫なふりをした』だ。「1ページ目から涙が出た」「すべての文章が刺さった」「大切な人にプレゼントしたい」など、共感と絶賛の声が寄せられている。「他人に振り回されずに、自分のために生きるためのヒント」を教えてくれる本書。今回は、特別に本書の内容を一部抜粋し、マンガと文章で紹介する。(マンガ©野田映美)
いちばん大切なのは「距離感」
あえて少し距離を置こう。
たとえどんなに好きだとしても。
好きだからと言って
あまりにも近くで、その人とすべてを共有して
一緒に過ごさなければならないと思わないこと。
いつも一緒にいたいと思うと、かえってつらくなり、
その人のことがときどき恨めしくなってしまう。
そうするとあなたはひとりでまたガマンすることになって
相手を嫌いになってしまうだろう。
ずっとそばにいようとせずに
遠くから一緒にいる練習をしてみよう。
距離を置くこと。
その人のことが憎いからではなく
ぶつかり合いを減らすために、
ひとりだけを見つめて
待ち続けることに疲れてしまわないように、
距離を置くことが大切だ。
人間関係に疲れたときは
距離を置いてみよう。
その距離が
きっと心に余裕をもたらすだろう。
(本稿は、『大丈夫じゃないのに大丈夫なふりをした』の内容を一部抜粋、マンガ化したものです)