米連邦準備制度理事会(FRB)は13日の連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利を据え置き、インフレが予想よりも急速に改善しているとの認識を示した。これで来年の利下げへの道が開かれた。FOMC後に発表した金利見通しによれば、大半の当局者が2024年について3回の利下げを織り込んでいる。政策声明では将来の利上げを排除しなかった。内容は政策引き締めの可能性を残した前回までとほぼ同じだった。当局者は最新の見通しで足元の10-12月期について、変動の大きい食品とエネルギーを除くコアの物価上昇率の見通しを前年同期比3.2%と、9月時点の3.7%から引き下げた。また、来年末時点のコアインフレの見通しは9月時点の2.6%から2.4%に引き下げた。
FRB、3会合連続で金利据え置き 来年の利下げ見込む
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