最近は公共交通機関に頼らない移動手段として電動バイクに興味を持つ人も多く、Uber eatsの配達にGFRを利用しているユーザーもいるという。前述のとおり実店舗の売り上げは減少したが、オンラインストアでの販売だけを見れば、4月の売り上げは前月比200%を達成している。

 ポジティブな知らせばかりではないが、コロナ禍でのLOMの予約販売開始を「時期が悪いとは捉えていない」と鳴海氏。やがて国内の感染が鎮静化して国内旅行が盛んになれば、旅先での貸し出しが盛んになる上に、長期的にもマイクロモビリティへの注目度は高まると予想するからだ。

「リモートワークが増え、人が集まるイベントが開催されづらくなったアフターコロナの世界では、人々は日常の中で味わえる『ちょっとした非日常』を求めるのではないでしょうか。そんなとき、LOMが提供する特別な移動体験はきっとかけがえのないものになるはず。

 LOMに続く新たなモビリティの準備も進めています。少しでも早くglafitワールドを拡大して、より多くの人々に移動を楽しんでもらいたいです」(鳴海氏)