「“水をたくさん買っている人が口紅を買っている”というデータが出ても、あまり化粧品メーカーでは生かせないですよね。コスメに特化した購買データを正確に出せる構造にすることは、想像以上に参入障壁が高いと思います」(渡部氏)
現在ノインは、この強みを生活かし、化粧品メーカーにデータを提供している。
「データを追ってみてわかったのですが、商品の売れ行きは、画像やキャッチコピーで大きく変わります。このデータで店頭でのマーケティングや広告費の使い方などが効率的になり、最終的に消費者の不便さを解消することを目指しています」(渡部氏)