「こういうことで不安に思っている」と話せば、みんなうすうす分かっているから「そうだよね」となる。「じゃあここは僕が助けようか」と話し合うことで、“共通の前提”が生まれてチームになっていくんです。チームとして強くなっていって、信頼関係ができて、お互い理解し合うと期待値も合ってくるので、「この人はこれが得意だから頼もう」とか「これは苦手だからこっちでやろう」となります。

 不安を隠すとか、怒りをぶつけるんじゃなくて、不安を共有して信頼してやるっていうのが、本当は結局うまくいく一番の近道です。あんまり感情をぶつけるとか、自分1人でやらないといけないと思いすぎないほうがいいんだと思います。

辻 庸介(つじ・ようすけ)
マネーフォワード代表取締役社長 CEO
京都大学農学部を卒業後、ペンシルバニア大学ウォートン校MBA修了。ソニー株式会社、マネックス証券株式会社を経て、2012年に株式会社マネーフォワード設立。新経済連盟の幹事、経済産業省FinTech検討会合の委員を歴任。