自動車メーカーは電動化推進と並んで、コネクティビティー(接続性)を強化している。インターネットに接続されることで、スマートフォンやタブレットで慣れ親しんだ機能やインターフェース、基本ソフト(OS)が車でも利用可能になる。この「コネクテッドカー」には潜在的な落とし穴がある。「幅広い面でセキュリティーが大きな課題となりつつある」。交通調査会社ガイドハウス・インサイツの首席アナリスト、サム・アブエルサミド氏はこう指摘する。「接続が増えれば増えるほど、サイバー攻撃の対象となる部分が拡大する」とはいえ、こうした変化はいかに個人向け仕様の車を作り、どう走らせるかという点で著しい変革をもたらす。いま開発中の新しい、驚くべき車の使い方を紹介する。