誰しも悩みや不安は尽きない。寝る前にイヤなことを思い出して、眠れなくなるなんてことも……。そんなときの助けになるのが、『精神科医Tomyが教える 30代を悩まず生きる言葉』(ダイヤモンド社)だ。ゲイのカミングアウト、パートナーとの死別、うつ病の発症……苦しんだ末にたどり着いた、自分らしさに裏づけられた説得力ある言葉。心が落ち込んだとき、そっと優しい言葉を授けてくれる“言葉の精神安定剤”で、気分はスッキリ、今日がラクになる!
※本稿は『精神科医Tomyが教える 30代を悩まず生きる言葉』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。

【精神科医が教える】自分が癒やされ、他人も癒す…疲れた心を癒やすたった1つの方法Photo: Adobe Stock

なぜ癒やし、
癒やされるのか?

自分が癒されたいとき、そして誰かを癒やしたいとき、どうしたらいいのか? 今日は精神科医が考える「癒し」の本質についてお話したいと思います。

まずはアナタ自身が、どんなときに癒されるかを考えてみましょう。すると、“自然体なもの”が癒しをもたらすことに気づくでしょう。

自然の草花や川の流れ、ペットの自然な行動、虫のさえずりなども癒やしを与えてくれますよね。

自然体を意識する

アテクシは近ごろイヌとネコを飼いはじめたのですが、ペットたちの自然体な動作が癒しとなっています。

あくびをすると、それは眠いからであり、頭をかくと、それはかゆいからであることを目にするだけで癒しを感じられるのです。

こうした“自然体”こそ癒やしの本質だと思うのです。だから、癒しを求めたり、誰かを癒したいときは、自然体のものを意識するとよいでしょう。

自然体でないからこそ
自然体に癒やされる?

自分自身も自然体を意識することが大切です。そのためには、他人軸ではなく自分軸を持っていることが重要です。なるべく、あるがままに生きることが癒しを生むのです。

とはいうものの、人は自分軸を持ち、あるがままに生きることが難しく、それが原因で心が疲れたり、心に矛盾を抱えたりして嫌な思いをすることがあります。

自分自身が自然体になれないなかで、自然体にあるものを目にすると、心がスッとラクになることがあるのです。

癒やしたり、癒されたいときは、自分自身が自然体でいることを心がけ、そして身近な自然体なものを眺めてみましょう。これが癒しをもたらす一歩となるでしょう。

※本稿は『精神科医Tomyが教える 30代を悩まず生きる言葉』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。