お金持ちの家に生まれ育ち、大学を卒業して間もなく結婚。3人の子どもを授かるも離婚した。実家に出戻ったものの、父親の会社が倒産し、49歳で住む家を失ったついには預金通帳の残高がほぼ0円に……それまでとはうって変わって赤貧生活に陥り、裸一貫で整体院で働くようになった。自分の力で人生を切り拓いてきたとき、今度は末期寸前のがんを患うことに。そんな波乱の人生を乗り越えて「今がいちばん幸せ!」と断言する『71歳、団地住まい 毎朝、起きるのが楽しい「ひとり暮らし」』(ダイヤモンド社)の著者が、毎朝起きるの楽しくなるライフスタイルを【人間関係】【食事】【睡眠】【健康】【メンタル】【ファッション】【インテリア】【パソコン】とテーマごとに紹介する。
※本稿は『71歳、団地住まい 毎朝、起きるのが楽しい「ひとり暮らし」』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。

【71歳ひとり暮らし】<br />超健康&飽きない…1週間分のメインディッシュを一度につくる!写真:川瀬典子

鍋いっぱいの「重ね煮」をつくって
1週間食べまわすこともあります

団地にひとり暮らしの私ですが、休日には野菜を鍋に入れて、ほんのわずか50㎖程度の水を入れて煮る「重ね煮」をつくることもよくあります。

重ね煮とはその名の通り、野菜をどんどん重ねて煮るもので、夏だったらトマト、ピーマン、ナスなどの夏野菜を山ほど、冬場だったら下にキノコ類を敷いて、その上にレンコン、ゴボウ、ニンジンなどの根菜を重ねて火にかけます。

たくさんつくって日々の夕食の
メインとして使いまわします

下の写真の場合は、底にえのき、しめじ、しいたけを敷いて、その上にさつまいも、タマネギ、レンコン、ゴボウの順にのせました。

【71歳ひとり暮らし】<br />超健康&飽きない…1週間分のメインディッシュを一度につくる!季節の野菜を重ねて具だくさんの「重ね煮」を味わいます(写真:川瀬典子)

直径25cmくらいの陶器や鋳物など重めの鍋に、野菜をぎゅうぎゅうに詰めて水を加え、蓋をして最初は強火、水分が沸騰したら弱火にして20分くらい煮込みます。

蓋を開けると、食材のかさが減って3分の1くらいになります。これを使いまわして、日々の夕食のメインにしようというわけです。

アレンジを加えれば飽きずに
野菜たっぷりの食事をいただけます

初日はしょうゆ麹やコンソメ麹で味つけをして、肉などを加えて具だくさんのスープとしていただくことが多いです。

翌日はカレーにしてみたり、さらに次の日はケチャップやトマトを加えてミネストローネ風にしたり……厚揚げなどを加えて和風の煮物にすることもあります。

夏場なら冷蔵庫に入れても5日が限度ですが、冬場なら1週間はもつので、これをつくっておくと、アレンジを加えていつでも野菜がたっぷりの食事ができます。

※本稿は『71歳、団地住まい 毎朝、起きるのが楽しい「ひとり暮らし」』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。