台湾の有権者たちは13日、総統選の投票日を迎える。この選挙の反響は台湾という地域をはるかに超えて広がる可能性がある。そうした反響は、誰か特定の候補の政策よりも、台湾の民主主義へのコミットメントとの関連が強いものとなるだろう。台湾海峡は世界の戦略地政学上の火種の一つとなっているため、今回の総統選はいつになく重要な選挙だ。本土の中華人民共和国は数十年にわたり台湾を併合する決意を示してきており、習近平国家主席は中国政府の主張を一層強硬に訴えるようになっている。ロシアのウクライナ侵攻を受けて、大きな独裁国家が規模の小さな民主主義の隣人を侵略したいとの誘惑に駆られる可能性があるもう一つの場所として、台湾に注目が集まっている。