限界まで一人で仕事を抱えた人はどうなるのか

 私が経験したことでこんなエピソードがあります。

 漫才作家として駆け出しの頃、仕事を抱えすぎて今にもパンクしそうでした。それでも自分の仕事は自分で処理しなければいけないと考えていた私は、とにかく限界まで自分一人で粘って仕事をしていたのです。

 しかし、ある日からその限界も超えてまわりに迷惑をかけるようになってしまいました。

 そんなとき、師匠や同僚に相談をしたところ、「それは早く言いなさい」とまわりの人が仕事を手伝ってくれるようになり、仕事が円滑に進むようになりました。

 この話からもわかる通り、仕事ができない人ほど、自分がなんとかしなければと考えて、仕事の流れを止めてしまいます。しかし、そうではありません。

 困ったときこそ、まわりに相談しながら仕事を進めるべきです。

 シンプルなことですが、効果は大きいので、ぜひ頭の片隅に入れておいていただけると幸いです。