将来の人口を推計する

 ご自身が不動産投資をされる場合、物件の所在市町村の将来の人口を簡単に推計する方法があります。
  http://www.ipss.go.jp/にアクセスし、[将来推計人口・世帯数]→[市区町村別将来推計人口]→[市区町村別男女5歳階級別データ]とクリックすれば、その市町村の大雑把な将来人口が推計できます。
 将来人口を推計する際には、ローン返済期間よりもさらに5~10年くらい長くとって調べたほうがいいと思います。
 仮に、ローン返済期間中に問題がなくても、返済期間終了後に人口が減少することが見込まれる場合には、転売など出口戦略が難しくなるからです。
 人口減少が目前に迫っているのにその物件を買ってくれる人などいないでしょうから。

 ご自身が住んでいるエリアを調べてみて、人口が大幅に減少するのであれば、わざわざそれを知っていてそのエリアで不動産投資をすることはありません。
 不動産投資に最適なエリアを選んで投資をするほうが合理性がありますので。
 また、人口動態を探るための道具の1つとして住民基本台帳に基づく人口というのがあります。これには単に人口だけではなく、世帯数も載っています。

 自分が投資するエリアを決定したら、さらにそのエリアの中での世帯数を詳細に見て単身者向けの1R・1DKを狙ったほうがいいのか、3LDKなどのファミリータイプを狙ったほうがいいのかなど、地域特性に応じたプランを探っていく必要があります。