米経済が2023年にあのような展開になるとは、ほとんど誰も予想していなかった。まず、インフレ率が予想以上に低下した。来週発表される注目の経済指標では、2023年末のインフレ率が3%程度となり、前年比で2ポイント低下したとみられている。さらに、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)の最新のエコノミスト調査によると、米国は景気後退(リセッション)を免れただけでなく、2.6%という目覚ましい成長を遂げたもようだ。成長率予想は昨年4月時点の0.5%から大幅に引き上げられた。(昨年12月の)失業率は3.7%と50年ぶりの低水準近くにとどまり、4%超というエコノミスト予想は外れた。
インフレ・不況・失業から米国を救った企業たち
企業は供給拡大で価格高騰に対応し、不況や失業増加を招くことなくインフレを抑制
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