米国、エジプトおよびカタールの政府がイスラエルとイスラム組織ハマスに対し、人質解放に向けた段階的な外交プロセスに加わるよう求めていることが分かった。交渉の仲介役を担う外交当局者らが明らかにした。最終的にはイスラエル軍の撤退やガザでの戦争を終結させることを狙った動きだという。新たな提案にはイスラエルとハマスがすでに表明している意向と相反する内容も含まれており、双方は条件を受け入れていない。そのためハマスのメディアアドバイザーを務めるタヘル・アル・ノノ氏は、実質的な進展はないとしている。イスラエル政府当局者からは、この件について今のところコメントは得られていない。だが話し合いについてブリーフィングを受けた関係者らによれば、イスラエルとハマスの間では11月30日に最後の戦闘休止期間が終了して以降、数週間にわたって交渉が停滞していることもあり、双方は少なくとも再び話し合いに応じる意向は示している。