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ジャン・クロード・ブロイド
マカフィー(日本法人)社長インタビュー
「インテル第三の課題“セキュリティ戦略”の全容
日本法人が培った強みを生かしさらなる成長軌道へ」

【第24回】 2013年3月26日
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 やはりベストのソリューションは、ハードウェアとソフトウェアについて、同時に機能していなければなりません。これは、法人向けのソリューションにも個人が持つモバイルにも皆当てはまることで、「シリコンに近いところ」を念頭に置き、インテルのR&Dチームと共同で実現していきます。

 その際、フォーカスする主要エリアは3つ。1つ目は、PCやスマートフォンなど、法人や個人のエンドポイントを全てセキュアにすること、2つ目はインターネットへのアクセス時に確かなセキュリティを実現すること、そして3つ目はシステム、ネットワーク、データなどのセキュリティを一元管理するマネジメント(管理)コンソールにより、脅威をリアルタイムでモニタリングすることです。

 こうしたセキュリティ製品やサービスを連携させて提供するのが、我々が提唱する「セキュリティ・コネクテッド」の理念。とりわけ法人向けのソリューションにおいては、脅威が発生した際に被害をできるだけ最小限に抑えられるメリットが大きいです。

強みはクラウド基盤「GTI」
他社に負けないセキュリティ体制の中身

──競合他社に負けないマカフィーのセキュリティの仕組みとは、何ですか。

 我々はGTI(グローバル・スレッド・インテリジェンス)という、セキュリティ製品を支えるクラウド基盤を持っています。これは、インターネットを介して収集した世界中のマルウェア情報をフィードし、一元的に格納しているデータベース。そのレピュテーション(評判)情報を使って、セキュリティ専門の解析チームであるマカフィーラボが包括的に脅威を検出し、自社の製品に最新の情報を提供しています。

 マカフィーラボのスタッフは、セキュリティの知の結集とも言うべき人々で、日本も含めて世界30ヵ国に500人ほどいます。彼らがGTIのデータを分析してソリューションを設計し直し、それが全世界に展開されている自社のソリューションに再びダウンロードされていくという体制です。このデータベースとスタッフの2つがあるから、リアルタイムで起きている脅威を発見し、対処できる。これこそがマカフィーの強みであり、他社との差別化を図れる部分です。

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