キーボードを打つ手写真はイメージです Photo:PIXTA

「部下からメールの返信が来ない」「取引先の返信が遅い」といった話をよく聞く。一方で、短期間でより重要なポジションに登用されている人は、みなメールの返信が速い。返信の仕方にも共通の特徴がある。(モチベーションファクター代表取締役 山口 博)

優秀なリーダーは
メールの返信が速い

「ビジネスの相手にメールを出したが、いつまでたっても返信が来ない」「読んでいるのかいないのか、賛成なのか反対なのか分からないので、対処のしようがない」「後工程に影響が出て、ビジネスが進捗しない」……こうした声をよく耳にする。

 メールの返信が遅いためにトラブルに発展すること珍しくない。

 ある企業では、管理部門が営業担当者にメールで報告の依頼をしたが、担当者はなかなか期限までに返信しなかった。すると管理部門は、なんとか期限を徹底させようと「○月○日23時59分59秒までに提出してください」と返信期限の時間まで指定するようになった。

 しかし、それでも状況は改善せず、未返信を見込んで期限を早めたり、上司をメールのCCに入れて催促したり、期限内の未提出者にペナルティーを科したり……そうこうするうちに、管理部門と営業部門には修復し難い断絶が生じてしまった。

 たった一本のメールでも、返信しないことが積もり積もって、相互の信頼関係を損ない、業務を遅滞させ、ひいては組織を崩壊させてしまう。逆に、メール返信の速い人は、周囲を巻き込み、ビジネスの進捗を加速させ、組織を成長させる。

 事実、短期間のうちに、より大きな組織を担うリーダーとして登用されている人は、いずれも、メールの返信が速いのだ。加えて、メール返信の仕方やタイミングに共通の特徴がある。