イスラエルは、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の一部職員が昨年10月7日のイスラム組織ハマスによる自国への攻撃に関与したとみているが、それでもパレスチナ自治区ガザへの人道支援をUNRWAが引き続き主導するよう水面下で米国と国連に働きかけている。一方、紛争終了後はUNRWAを改革または解体することを望んでいる。イスラエルと米国の当局者が明らかにした。イスラエル代表団は先週訪米し、バイデン政権高官や国連のアントニオ・グテーレス事務総長と会談。UNRWAの将来を話し合った。イスラエル代表団は米国と国連の当局者に対し、目先はUNRWAがガザへの人道支援を継続することを望むとしつつ、同時にハマスによるイスラエル攻撃に関与したとされる職員12人を徹底的に調査するよう求めた。紛争後はUNRWAの抜本改革もしくは廃止を主張している。