東京理科大学の大学生だったとき、夏休みの暇つぶしで突如「そうだ、投資をしよう!」と思い立った。証券口座を開設して、家庭教師のアルバイトで稼いだ貯金をほぼ全額投入。知識ゼロ・経験ゼロの状態から投資をしてみたものの、わずか2週間で全額、溶かしてしまった……。そこで投資を諦めず、本腰を入れて勉強。ベンチャー企業に入社してから本領を発揮して、1銘柄だけでも億単位のリターン(売却益)を得るなどして、入社4年で独立。そこで得た投資の最終結論は、常識の真逆をいく「小型株集中投資」という手法だった。その投資法を1問1答のクイズ形式で楽しみながら学べる『10万円から始める! 小型株集中投資で1億円 【1問1答】株ドリル』(ダイヤモンド社)の著者が、アマチュアだからこそプロに勝てる“儲かる株の見つけ方”を基礎の基礎から応用まで解説する。
※本稿は『10万円から始める! 小型株集中投資で1億円 【1問1答】株ドリル』(ダイヤモンド社)から一部を抜粋・編集したものです。
小型株集中投資で1億円
もちろん、ある程度の原資は必要ですが、私が実践している「小型株集中投資」では、たった1回の投資で1億円の利益を得ることも、現実に起こり得ます。
私の場合、2017年に1000万円ほどを投資した北の達人コーポレーション(2930)が、1年ほどで株価10倍を超えて、たった1つの銘柄で1億円超えのリターンとなりました。
この会社をみつけたときの時価総額は、まだ100億円程度。
美容液などのネット通販を展開している会社でしたが、このビジネスは当時、非常に好調で、業績を年々大きく伸ばしていました。
株価10倍の伸びしろを想定
そこで、拙著『10万円から始める! 小型株集中投資で1億円 【1問1答】株ドリル』でも紹介している市場規模や同業他社との比較など、さまざまな視点から同社の伸びしろを調べてみたところ、うまくいけば時価総額1000億円規模まで、つまり10倍は伸びる余地があるという結論に至り、投資を決断しました。
投資をしたあとも、株価チャートや業績の進ちょく率などの情報を分析しながら、売るタイミングを模索していました。
業績の進ちょく率に着目
途中の決算で大きく株価を下げたタイミングもありましたが、業績の進ちょく率は、まだ道半ばと判断して保有を継続したのです。
それらの判断が功を奏し、最終的に1銘柄で1億円のリターンにつながりました。
※本稿は『10万円から始める! 小型株集中投資で1億円 【1問1答】株ドリル』(ダイヤモンド社)から一部を抜粋・編集したものです。