◇血圧

 NHS(National Health Service。イギリスの国民保健サービス)では、40歳以上の男性は少なくとも5年に1回、血圧を測定することを推奨していますが、毎年測定するのが望ましいでしょう。日本の厚生労働省は肥満が原因の高血圧も増えていることから、「毎年健診を受けることが極めて重要」としています。

 かかりつけの医師が測定してくれますが、血圧計は購入することもできます。手首や指ではなく、上腕で測るものを選びましょう。

◇コレステロール検査

 多くの医師は、心臓発作や脳卒中のリスクに関係するLDL(低比重リポ蛋白)に注目しています。LDLに運ばれるコレステロールをLDLコレステロールと(通称、悪玉コレステロールとも)言い、この値が高いと動脈硬化性疾患を誘発させることが知られています。

 3年に1度、かかりつけの医師による検査を受けましょう。多くの薬局で家庭用の血液検査キットが売られていますが、品質にはばらつきがあります。

◇HbA1c検査

 糖尿病をスクリーニングする極めて簡単な方法は、HbA1c(ヘモグロビンA1c)検査でしょう。これは数カ月間の平均血糖値を評価しするもので、脂脂プロファイルで調べることができます。正常値は5.7%以下、糖尿病予備軍は5.7~6.4%とされており、日本の厚生労働省は「食事をとった後に測ったHbA1cが6.5%以上と確認された場合、糖尿病である可能性が高くなる」としています。

Text by  Scarlett Wrench
Translation & Edit / Satomi Tanioka
※この翻訳は抄訳です

体重で健康管理する人が知らない「隠れ肥満」と「恐ろしい疾病リスク」