ドナルド・トランプ前米大統領が率いるソーシャルメディア企業が上場すれば、同氏の保有株の価値は35億ドル(約5300億円)近くに達する可能性がある。トランプ氏の厳しい資金繰りと再選に向けた選挙活動を後押しする臨時収入が舞い込む可能性がある。金の卵と目されるのは、トランプ氏が2021年に立ち上げたソーシャルメディア「トゥルース・ソーシャル」だ。トゥルース・ソーシャルの運営会社は、特別買収目的会社(SPAC)デジタル・ワールド・アクイジション(DWAC)との合併を通じて上場予定。多くの個人投資家がトランプ氏への支持を表明するため、DWAC株を購入している。株主は22日、合併を承認すると見込まれている。承認されれば、週明け25日にも新会社はトランプ氏のイニシャルであるティッカーシンボル「DJT」で取引を開始する予定だ。