広いインターネットをくまなく探せば多少は批判的な意見があるかもしれないが、それは一部のだいぶひねくれた人に限られ、ほとんどが大谷翔平選手の結婚と、そのお相手を好ましく思っていることがわかる。

 理由は当然、真美子さんの稀有なスペックにある。散々言い尽くされているのでここでわざわざもう一度挙げるのは控えたいが、特に友人や元同僚たちからの「誰からも好かれるタイプ」「大谷選手こそラッキーガイ」といったコメントは、彼女の人柄の良さをうかがわせるもので、国民的スターのパートナーとして「非の打ちどころがない」と感じる人が多いだろう。

絶妙だった「妻・公表」の
タイミングと方法

 ここで言いたいのは、お披露目のタイミングとその方法が絶妙だった点だ。2月末の衝撃的な発表の際に相手は誰だか公表されなかったが、週刊誌の中にはほぼ本人を特定できるような情報(元スポーツ選手で昨年引退しているなど)を書くところもあった。

 また、メジャーリーガーの家族は公に登場することが多いため、遅かれ早かれ公表されるだろうと見なされていた。ただ日本では、有名人の妻の露出が多いと「出しゃばり」だの「気が強そう」だのと叩かれやすい。

 だから、なるべく自然に見える形で公開のタイミングが計算されたと考えるのは、穿ち過ぎだろうか。移籍金過去最高額のメジャーリーガーを抱える天下のドジャースとあれば、選手とその家族を守るために、そのぐらいの計算をしていてもおかしくない。