大谷選手の妻を追いかけ回すマスコミに未来はない!昭和から変わらぬゴシップ報道に喝Photo:SANKEI

2月末、メジャーリーガー大谷翔平選手が結婚を発表するやいなや、相手女性についての記事がネット上に溢れた。過熱する報道に、経営学者としては首をかしげざるを得ない。企業の存続を考える上で、適切な行動とは思えないからだ。(やさしいビジネススクール学長 中川功一)

大谷の妻を追いかけ回すマスコミは
「自らを危うくしている」

「この記事だって大谷の妻の話題で稼ごうとしているじゃないか、お前は巨大なブーメランを投げている」という批判は、甘んじて受ける。

 だが、それでもなお、大谷翔平選手の奥様を追いかけ回し、その情報で稼ごうとするメディア戦略は、ビジネス的には本当取り返しのつかないような誤りであるということを、経営学者としてはどうしても解説しておきたい。

 やれマッチがどうしたとか、聖子ちゃんがどうしたみたいな、昭和の時代から全く進歩しておらず、ただただ驚きを覚える。職業人としてそれで幸せですかと、報道関係者には問い詰めたくなる。

 だが、大谷選手とその妻をめぐる報道は過熱の一途をたどる。

 確かに閲覧数は伸びているようだが、コメントを付けられるタイプの記事などでは、メディアの姿勢に対して疑問を投げかけるコメントのほうが優勢であるように見える。

 まさに、問題はここにある。