子どもが少し大きくなっても、親の悩みや不安は尽きません。今日もイヤな叱り方をしてしまったと、落ち込むことも……。きれいごとでは進まない子育てでうまく立ち回るために、23年間の小学校教師経験を含む40年超の実績のある教育評論家・親力アドバイザーの親野智可等:著『ずるい子育て』(ダイヤモンド社)に頼ってみませんか。本連載では、多種多様な子どもたちとその保護者に向き合って生まれた「親がラク&子どもが伸びる」一石二鳥のテクニックを紹介していきます。
家が散らかっていることを気にしない
疲れて帰ってきて、部屋がぐちゃぐちゃに散らかっていたらイライラしますよね。とくにきれい好きな方は、子どもが散らかすことが大きなストレスになり、「片づけなさい!」と子どもに強く当たってしまうこともあるようです。
自分の心身を癒やすことが最優先
しかし子育て中は、家をキレイに保つことは、優先順位としてはさほど高くはありません。疲れているのであれば、まずはご自分の心身を癒やすことが最優先です。
「今日はこれで十分」「今日もがんばった」
もしどうしても気になるなら、ゴミや出しっぱなしのものなどをひとつだけ片づけて、「今日はこれで十分」「今日もがんばった」と唱えてみましょう。それだけでも達成感があり、親自身の自己肯定感が高まって安らかな気持ちになれます。
※本稿は『ずるい子育て』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。