『学問のすすめ』は、大変革期に
個人と国家の飛躍方法を広めた
振り返ると『学問のすすめ』は、新しく有効な学問の定義をしながらも、より大きな視点で人生の飛躍を成し遂げるヒントに溢れていることがわかります。
幕末明治期は、身分制度にしがみ付くことで没落した階層がある一方で、新たな学びを得た者が大躍進を成し遂げて、新しい日本を創り上げた時代でもありました。
旧パラダイムの崩壊は、そのパラダイムでは解決できない問題が積み上がった時に訪れるとされていますが、難題が山積みの現代日本は新しいパラダイムを必要としており、私たち個人としての日本人も新しい形の学問を必要としているのではないでしょうか。
これまでの考え方、仕事のやり方、プライベートでの生活習慣では解決できない個人的問題や課題が、あなたの中に山積みになっているならば、新たな学びが必要であるサインが出ていることになるからです。
これは国家でも一つの産業でも、社会でも個人でも変わりません。新時代へ向けて激変を体験している今こそ、日本の歴史的ベストセラーである『学問のすすめ』から、私たちが学ぶべきことは極めて多いと言えるのです。(第5回に続く)※4/10掲載予定
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この連載の著者・鈴木博毅さんが、『学問のすすめ』を現代の閉塞感と重ね合わせながら、維新の「成功の本質」を23のポイント、7つの視点からやさしく読み解く書籍が発売されました。歴史的名著が実現させた日本史上最大の変革から、転換期を生き抜く方法をご紹介します。変革期に役立つサバイバルスキル、グローバル時代の人生戦略、新しい時代を切り拓く実学、自分のアタマで考える方法など。140年前と同じグローバル化の波、社会制度の崩壊、財政危機、社会不安などと向き合う転換期の日本人にとって、参考となることが満載です。
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