仕事ができるかどうかは、会食・食事会の「仕切り力」でわかる――。
面倒な雑務の代名詞「幹事」「食事会設定」は、社会人として逃れられない悩みの一つだ。「たかが会食」と捉えて適当にこなすと、クライアント・上司からの評価が大きく下がりかねない。
しかしこの一見、何の役にも立たなさそうな“貧乏くじ”に、実は「千載一遇のチャンス」が隠されていることを、見逃してはいないだろうか?
新刊『ビジネス会食 完全攻略マニュアル』では、“広告代理店卒・アルコールに弱い(1,2杯が限界)・非体育会系の著者”が、最大28会食/月を乗り越えて身につけた「実務に即したメソッド」を紹介している。
会食・社内飲み会・送別会・歓迎会など、古今東西すべての食事会で今日から使える本書。
今回は、「初対面の人とでもすぐにつながれる最強ツール」を紹介しよう――。

【知らないと恥ずかしい】いきなり「初対面の人」でもカンタンに連絡先が手に入る「最強のSNS」の名前Photo: Adobe Stock

とにかくFacebookを交換せよ

会食は若手にとって千載一遇のチャンスである。ゲストの上席者に対して自分が気に入られれば、社内でも一目置かれる存在になれるのだ。
とはいいつつも、どうやって上席者と間合いを詰めていけばいいかわからない方がほとんどだろう。多くの会食初心者は、文脈を無視して「今度ご一緒させてください!」と間合いを詰めようとしてしまう。苦笑いされることもあるだろう。
若手だからこそ向こう見ずに上席者と間合いを詰めてもいいのだが、できるならスマートに次につなげるほうがベターだ。ではどうすべきか。お勧めは第1段階としてFacebookで繋がることだ。

Facebookは「40代以上」でアクティブなSNS

Facebookは若者の利用率が低下しているが、40代以上にとってはいまだにアクティブなSNSである。傾向として社会的に成功している方の利用率が高いので、目上の方と仲良くなりたい場合に必須のSNSだと覚えておこう。また、メールアドレスやLINEなどと違って、気軽に連絡先を交換しやすいと筆者は感じている。Facebook特有の「ゆるく広くつながる」という特性も関係しているだろう。

「LINEは嫌だけど、Facebookなら…」と感じる人も多く、他に比べてかなりハードルが低いのだ。社会人としてFacebookの効用をしらないようでは、まだまだだと言わざるを得ない。

会食・食事会の現場では、「これから仲を深くしたい人」や「また話を聞きたい人」がいることだろう。特にその方が40代以上の場合には、名刺や連絡先を入手することではなく、「まずはFacebookでつながる」ことを目的とするといいだろう。

(本記事は、『ビジネス会食 完全攻略マニュアル』の一部を抜粋・編集・加筆したものです)