子どもが少し大きくなっても、親の悩みや不安は尽きません。今日もイヤな叱り方をしてしまったと、落ち込むことも……。きれいごとでは進まない子育てでうまく立ち回るために、23年間の小学校教師経験を含む40年超の実績のある教育評論家・親力アドバイザーの親野智可等:著『ずるい子育て』(ダイヤモンド社)に頼ってみませんか。本連載では、多種多様な子どもたちとその保護者に向き合って生まれた「親がラク&子どもが伸びる」一石二鳥のテクニックを紹介していきます。

【今日何する?】感動! 親子とも成長できる遊びのヒントPhoto: Adobe Stock

好奇心が高まる、感動の本物体験

【今日何する?】感動! 親子とも成長できる遊びのヒントイラスト:うのき(『ずるい子育て』より)

子どもの成長の基盤になる

 お子さんには、たくさんの「本物体験」をさせてあげてください。

 そのとき、親も「すごいね!」「おもしろいね!」と感動を表現しましょう。すると、子どもは自分の驚きや感動には価値があるのだと感じ、そのことにいっそう興味をもちます。

感動を共有でき、親子の関係が深まる

 ダムなどの巨大建造物や大昔の恐竜の骨、珍しい生き物、雄大な景色などを目の当たりにしたとき、人は、映像や本などの情報からはけっして味わうことのできない深い感動を覚えます。これが知的探究心や芸術的な創造の源になります。感動が大きければ大きいほど、そのエネルギーは大きくなるでしょう。また、感動を共有することで親子の絆も深まります。

※本稿は『ずるい子育て』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。