しかし、今考えると、ほとんど知識のない私がその勉強会に参加した目的は、
・まずは学ぶべきことの全体像を知ること。
・今後、自分がどんなことを学べばいいかを知ること。
という程度のものでした。
これだと、ハードルがかなり下がります。
もし、あの時こうやって目的を明確にしていれば、他の人と比較して萎縮することもなかったでしょう。
「政治家を目指している人」や「女性の社会進出について学びたい」という人と、私のゴールは違うわけですから、比較する必要がなくなるわけです。
自分のルーツとゴールを明確にするだけで、自分が何者かが明確になり、どの場所でも緊張せず、居心地の悪さを感じることなくいられます。
ぜひ、時間を取って、「ルーツ」と「ゴール」を書き出してみてください。
すると大きな気づきがあります。ダメだと思っていた過去や欠点が、実は自分のキャラ設定に役だつこともあるのです。
また、自分の身の丈に合った目標を言語化することで肩の力が抜ける人もいるでしょう。
ビジネスがうまくいく人の特徴
「何者でもない自分を認める」
この簡単なキャラ設定だけで、どこにいても安心感が得られます。
客観的に自分を見ることで、自分を唯一無二の存在だと感じられ、ありのままの自分に対して自信と誇りを持てるようになります。
すると、不思議なことに、他人からも好感を持たれ、信頼されるようになります。
今井 孝 著
ありのままの自分に自信を持っている人に、人は強く影響を受けて魅力を感じるものなのです。
ありのままで構いません。何をしたいかわからなくても、壮大な夢を持っている場合も、そのまま伝えれば問題ありません。ごまかさずにありのままで堂々としているから好感が持てるわけです。
私は、何もないところから自分でビジネスを始めて成功していく人をたくさん見てきましたが、うまくいく人は「何者でもない時の自分」を認めています。
そういう人は、肩書きも実績もなくても、周りから応援されていきます。