仕事で「周りが助けてくれる人」と「何もされない人」、明暗を分ける“3つの原因”とは?写真はイメージです Photo:PIXTA

何かを成し遂げるような優秀な人ほど、周りに助けを求めるのが得意だ。うまく周りに助けてもらえる人になるにはどうすればいいのか。本稿は、今井孝『誰でもできるのに9割の人が気づいていない、話し方・つながり方』(幻冬舎)の一部を抜粋・編集したものです。

何かを成し遂げるには
周りの協力が必要

「周りが思い通り動いてくれない」

 ということで、話し方やつながり方を学び始める人も多いと思います。

 プロジェクトリーダーや管理職、もしくは自分でビジネスを始めると周りの人に動いてもらう必要があります。

 また、チームメンバーだけでなく、上司やお客様という自分より立場が上の人を動かさないといけない場面もあるでしょう。

 何かを成し遂げるためには、周りに協力してもらう必要があります。

 人には得意・不得意があって、できないこともたくさんあります。優秀な人ほどそれを理解していて、いろんな人を巻き込んで協力してもらっています。

 うまく周りの力を借りられる人が大きなことを成し遂げていくわけです。

お願いするのが苦手な
3つの原因と対処法

「人にお願いするのが苦手です」という人は少なくありません。

 しかし、一人でなんでもやろうとすると、あっと言う間に1日が過ぎ、1週間が過ぎ、気づいたら1年経ってしまった、ということになってしまいます。

 なぜ、人にお願いするのが苦手なのか、原因は実は大きく分けて3つあります。

 1つ目は、できないと言うのが恥ずかしいから。

 2つ目は、お願いすることを申し訳なく感じるから。

 3つ目は、自分がやったほうが早いと思うから。

 1つずつ、この対処法をご紹介します。

(1)できないと言えないことへの対処法

「できない」と言うことは自分の弱点をさらけ出すことだから、そんなことは恥ずかしくてできない、と考えていると人に頼れません。

 会社員時代のできる上司や先輩は、「俺、これわからないんだよ。今井、ちょっとやってくれよ」という言い方でよくお願いしてきました。そんなふうに言われたら、手伝いたくなりますよね。

 なぜ、一流の人ほど自分の弱みを出しても恥ずかしいと思わないのかというと、誰もが自分の「強み」で仕事をするからです。だから、苦手なことは他の人にカバーしてもらうのが働き方として普通だと思っているのです。