円安・インフレで預金の価値がガタ減り!新NISAをやらないと損なワケNISAでは、株式の売却益や株主への配当金や投資信託の分配金に通常かかる約20%の税金が非課税になる(写真はイメージです) Photo:PIXTA

日経平均株価は今年、34年ぶりに史上最高値を更新しました。いま日本はインフレへの転換期。歴史的な円安もあり、預貯金など円資産の価値は目減りする一方です。投資アドバイザーの横尾寧子さんの著書『投資1年生でもよくわかる 株で稼ぐ5つのコツ』(青春出版社)から「稼ぐコツ」をご紹介します。

未来のために、いまから株式投資を勉強しよう

 世界では一般個人が預貯金よりも投資をしているのに、日本では投資=危険・ギャンブルのような風潮が何となくありました。でも、自分の働いて稼いだ大切なお金を増やそうとする努力はして当たり前だと思いませんか?

 確かに投資には元本保証がありませんからリスクがあるのは承知しておいてください。でも、デフレに凝り固まった日本人の多くは見逃していますが、今や日本はインフレに転換しています。インフレって自分の資産の額面金額は変わらなくても、その価値は大きく減っていくということです。それってすごく大きなリスクです。

 こんなことを言う人もいます。「7600円まで下げた株価が4万円まで来たのだから、もうこの辺りで終わりじゃないか…」そう不安を感じるのも当然です。でもそれもまた日本国内だけを見ての判断です。世界の株価は大きなショック安があってもそれを跳ね返して上昇し、もっともっと先に史上最高値を更新し続け、経済は上昇し続けてきていて、日本はやっとその波に本格的に乗ったところです。