2024年1月からNISAの制度が変わる。非課税の生涯投資枠が1人当たり1800万円へと拡大し、規模も使い勝手も大きく改善される。この制度を賢く、したたかに徹底活用するにはどうすればいいか。特集『総予測2024』の本稿では、「【山崎元流】新NISAの4原則&1運用商品」と「新NISAの制度・手続き 疑問30&誤解50連発 完全解消」の2パートから成る豪華特典「【完全保存版】新NISA徹底活用」」を一挙公開する。(ダイヤモンド編集部 小栗正嗣)
生涯1800万円/年間360万円投資枠の徹底活用法
新NISAの疑問30&誤解50連発を完全解消!
2024年1月からNISA(少額投資非課税制度)の制度が大きく変わる。
投資の運用益や配当・分配金には通常20.315%の税金がかかるところ、それが非課税になるというこの税制優遇措置は、規模も使い勝手も大きく改善される。
新NISAの年間投資枠は、つみたて投資枠120万円、成長投資枠240万円の合計360万円。生涯にわたる非課税投資枠は1人当たり1800万円となった。
23年までの制度では、つみたてNISAの投資枠は20年間で計800万円、一般NISAでは5年間で計600万円。利用できるのはそのどちらか一方だった。非課税の総額が2倍以上になるわけだ。
しかも、従来の制度は期限付きの措置だったものが、新NISAでは恒久化され、非課税保有期間も無期限となった。
政府による大盤振る舞いには、与らないと損というものである。この制度をしっかりとフル活用するにはどうすればいいか。
次ページでは、「週刊ダイヤモンド」2023年12月23・30日新年合併号の特典「準備はこれで万全!【完全保存版】新NISA徹底活用術」を一挙公開する。
この特典は「生涯1800万円/年間360万円投資枠は賢く使え!【山崎元流】新NISAの4原則&1運用商品」と「どう変わる?何が必要?新NISAの制度・手続き 疑問30&誤解50連発 完全解消」の二つのパートから成る。
新NISAの制度には誤解や勘違いもまだ多い。これらをすっきり解消し、また大切なポイントを抜かりなく押さえ、優遇制度を賢く、したたかに活用していこう。