人工知能(AI)を巡る競争を続けるにはますます多額の資金が必要になっている。米テクノロジー大手のグーグルとマイクロソフトの直近の決算発表では、いずれもこうした負担をある程度軽減できていることが示された。両社は1年前、企業と消費者向けに生成AI(人工知能)サービスを展開し始めた。いずれもこうしたサービスについて、事業活動としての具体的な財務の詳細を公表していないものの、費用がかさんでいるのは明らかだ。両社は25日午後、1-3月期は設備投資額が過去最高に達したと発表した。マイクロソフトのリース資産を含む設備投資額は140億ドルで、5年前に同社が1年間で投じた金額を上回った。グーグル親会社のアルファベットの設備投資額は前年同期からほぼ倍増の120億ドルとなった。
グーグルとマイクロソフト、AI投資負担を緩和
1-3月期は両社とも設備投資額が過去最高に達する一方、中核事業は好調だった
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