マルハラ。も「おもしろさ」で解決!

 たとえば部下から「電車が遅延して、出勤が少し遅れそうです」と連絡があったとき、

「承知しました。」

 とコメントの最後に「。」をつけて返事をすると、若者は怒っているような印象を受けて怖いと感じることがあるのだとか。

 これは「マルハラ。」と呼ばれる現象で、絵文字やLINEスタンプに慣れ親しんだ若者特有の感じ方です。

 このように世代間の違いが取りざたされると、「マルをつけて怖がられないようにしよう」や「絵文字がイタいおじさん・おばさん構文にならないようにしなきゃ」などと、若い世代に媚びてしまうこともあるように思います。

 でも、世代が違えば、感覚が違うのは当たり前。

 僕も若い頃は“新人類”と呼ばれて上の世代から宇宙人みたいに言われていましたが、世代差なんて早く生まれてきたか、遅く生まれてきたかの違いだけで、基本は同じ人間です。

 ムリして迎合したり、知ったかぶりをしたりせず、わからないことは若い人たちから素直に教わりましょう。

「承知しました。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。問題ないので、気をつけて出社してください!」

 などと返事をした上で、部下が出社したら「さっきのマルハラになってないかな?」などと聞いてみてはどうでしょうか。

 相手は遅刻しても安心することができますし、何より絶対にウケます(笑)。

 結果として、コミュニケーションの回数も増やすことができます。

 世代間の違いを感じたときこそ、コミュニケーションの回数を増やすチャンス。ぜひ実践してみてください。