定年後も再雇用で働き続けたい時にやるべきことは?

 定年年齢が65 歳未満の会社では、65 歳までの継続雇用(再雇用)制度が設けられているはずです。たとえば、60 歳定年で引き続き継続雇用制度を利用して働くことを希望している場合、まず確認すべきは就業規則における定年に関する条文です。原則として希望者全員を対象に65歳まで継続雇用される規定があること確かめておきましょう。そのうえ、いつまでに申出をするか規定されている場合はそれに従います。

 手続きに関しては、会社からしかるべき時期に継続雇用の意思確認があるはずです。概ね定年退職日の4〜5か月くらい前までに何も通知がない場合は、人事労務などの担当部門に問合せてみるとよいでしょう。

 継続雇用を希望する場合は、その旨を伝えたうえ、書面で申し出るのが一般的です。基本的に会社のほうで用意された様式で、会社が設定する期限までに申出書を提出します。面談において今後の労働条件や仕事内容などについて話し合い、労使双方において合意できれば、正式に再雇用が決定します。定年退職日の1か月前までには、一連の手続きが完了しているのが一般的といえます。

定年退職の前に、再雇用の流れを確認定年退職の前に、再雇用の流れを確認 拡大画像表示
【10秒チェック!】会社から渡される労働条件通知書(雇用契約書)の内容についても、合意内容と相違ないかきちんと確認をしましょう。