料理が面倒、忙しくて料理をする暇がない、そもそも料理が苦手……でも、野菜はちゃんと食べたい! そんな人におすすめなのが、書籍『生産者さんだから知っている そのままおいしい野菜の食べ方』。旬の時期や、新鮮なものの見分け方、栄養、長持ちする保存方法、おいしく食べるためのコツなど、なるべく料理せず、ラクにおいしく野菜を食べる方法を多数紹介しています。今回は、そのなかからきゅうりについて紹介していきます。

おいしいきゅうりの選び方

【農家が教える】白い粉がついているきゅうりは避けるべき?Photo: Adobe Stock

サラダや漬物などで、普段何気なく食べているきゅうり。
生で食べるのはもちろん、加熱してもおいしく、どんな料理にも使えるので、もっと食卓に登場させたいですね!

一般的に、きゅうりはまっすぐ伸びているものがいいといわれますが、生産者さんに選び方を聞いてみたところ、太さが均一ならば、形は問題ないとのこと。なぜなら、きゅうりはとても繊細な野菜で、ちょっとした変化ですぐに曲がってしまうからだそう。

選ぶときは、緑色が濃く、太さが均一で、皮の筋がしっかりしたものを選ぶといいでしょう。
トゲがチクチクして、触ると痛いくらいのものが新鮮です。

また、表面に浮き出した白い粉状のものを、残留農薬ではないか?と避ける方がいますが、これは「ブルーム」という天然成分。みずみずしさの証ですから、むしろついているものを選ぶのがおすすめです!

手間や時間をかけた料理より、「新鮮な野菜をそのままシンプルに食べるのが、結局いちばんおいしい!」と思ったことはありませんか?『生産者さんだから知っている そのままおいしい野菜の食べ方』は、そのための方法だけをまとめて1冊にしたものです。例えばきゅうりなら、場所によって味が違うので、それを生かしたおすすめの切り方、ハイボールに入れたり、加熱でおいしくする方法などを紹介しています。250軒以上の生産者さんに直接取材したり、アンケートにご協力いただき、あまり知られていないけれど、生産者さんだから知っている情報ばかりを集めました。レシピ本にはない野菜の知識とアイディアで「こんなに味が変わるんだ!」という体験をしてみてくださいね。