「ディズニーシーの『タートル・トーク』でしてはいけない質問は?」で出てきた残酷すぎる回答は…。
これまでX(旧Twitter)上で8年間365日、毎日欠かさず大喜利のお題を出題し、累計で200万以上の回答を見てきた「坊主」氏。いまや空前の「大喜利ブーム」。大喜利のように「斜め上の発想を出す」というスキルは、「面接での一言」「新企画のアイデア」などに使える“万能スキル”でもある。そんな大喜利について、世界で初めて思考法をまとめた話題の著書『大喜利の考え方』では、「どうすれば面白い発想が出てくるのか」「どんな角度で物事を見ればいいのか」などを超わかりやすく伝えてくれている。まさに「面白い人の頭の中」が丸わかり。そこで、この記事では、本書より一部を抜粋・編集し、大喜利的な思考法を詳しく解説する。(構成/種岡 健)
面白いフレーズを集めよう
大袈裟な言葉を聞いたとき、それをメモしておくのは、おすすめです。
たとえば、関西人が言う「お茶をしばく」って、面白いフレーズだと思うんですよね。
関西で「お茶する(喫茶店に行く)」という意味をあらわす言い方です。
「しばく」という言い回しが独特で、私にはグッときます。
また、私の好きな言い回しに、「便所でタバコ吸うな。喫煙所でウンコするぞ」というものがあります。うまい返し文句だと思います。
このように、「逆の立場に置き換える」というテクニックもあります。
男女を逆にしてみる。関東と関西。大人と子ども……など、逆にすることは、いくらでも見つかります。
世の中、マイナスな言葉はたくさんあります。
不謹慎な表現をなくしていく動きがありますし、放送禁止の言葉も多い。
そんな世の中をよくするのが、面白い「言い換え」なのです。
ダジャレでもOK
あるいは、ファンが怒る可能性があるものにも笑いのテクニックは使えます。
〈お題〉
「ディズニーシーのタートル・トークで
してはいけない質問は?」選手権
〈回答〉
ニモの煮物って美味しいんですか?
ディズニーファンが引いてしまうような「回答」かもしれません。
単純な「ニモ」についてのダジャレなんですけどね。
まあ、実際に想像すると面白い回答です。
(本稿は、『大喜利の考え方』から一部抜粋した内容です。)
日本一の大喜利アカウント
X(旧Twitter)は、2024年1月現在で190万フォロワーを突破。元々、「2ちゃんねる」が大好きで、「匿名で面白い回答をする人がたくさんいる!」ということに衝撃を受け、Xでお題を出し続ける。これまで8年間365日、毎日欠かさず大喜利のお題を出題。累計で2万以上のお題を出し、数百万以上の回答を見てきた。昼は僧侶として働く、正真正銘の「お坊さん」でもある。また、都内に「虚無僧バー」「スジャータ」というBARを2軒経営しており、誰でも1日店長ができる店として、さまざまな有名人やインフルエンサーなどに店長を任せている。BARの名前の由来も仏教からとられている。『大喜利の考え方』(ダイヤモンド社)が初の著書。